任意整理という債務整理の方法 その背景と概要
債務(借金)の見直し=債務整理には4つの方法があります。
任意整理・特定調停・自己破産・個人再生の4つです。
この記事ではその4つの債務整理の方法のうち、
任意整理の背景と概要について一緒に見ていきましょう。
基本的な情報ですが・・・けっこう衝撃の内容ですよ!
さて、任意整理とは、
「裁判所を間に入れないで、お金を貸した側と直接交渉して、見直しをする方法」
のことです。
では、具体的には何をどう見直し、交渉するのかというと、「金利(利息)」です。
あなたは、自分の借金が減らないのは、
自分が借りすぎたせいだと決め付けていませんか?
そういう面も確かにあるかもしれませんが、
実は、お金を貸した側があなたから不当にお金を巻き上げていることが多いのです。
とくに俗にいう、サラ金(消費者金融)やヤミ金から、
あなたがお金を借りている場合は、ほとんどが当てはまります。
テレビでCMを流しているような大手の消費者金融業者も、もちろんそうです。
法律の抜け目を狙って、金利(利子、利息)を不当に高くしているのです。
タレントの可愛い女の子の笑顔に騙されちゃいけません。
以下、ちょっと小難しい話になっちゃいますが・・・
債務整理をする人間にとっては必須のキーワードなので、
少しガマンして聞いてくださいね。
キーワードは利息制限法と出資法です。
利息制限法というのは、
「お金を貸すときは、ここまでなら利息を取ってもいいですよ」
ということを定めた法律です。
消費者金融業者(本当にしつこいですが、大手も含めます)は、この法律を破っているんです!
え~!じゃあ、何で取り締まらないの?って思いますよね。
実は不思議なことに、この利息制限法は刑事責任は問われないことになっているんです。
違反しても、警察に捕まることはないわけです。
一方で、もうひとつの出資法は、そこで定められた上限金利を越えてしまうと、
刑事責任が問われることになっています。
金融業者がこの出資法に違反すると、
懲役5年以下または1000万円以下の刑事罰を受けることになります。
そして、この出資法の金利の方が、
利息制限法の金利より最大で14.2%も高く設定されているのです!
この法律間の金利幅が俗にグレーゾーンと呼ばれているものです。
ですから、当然、金融業者としては、
違反したって警察に捕まることのない利息制限法なんて無視して、
より儲かる出資法に基づいた金利で、お金を貸すわけです。
・・・。
私たちが毎月返済しているお金は、ただ借りたお金を返しているだけでなく、
その借りたお金についた利子も併せて支払っています。
だから、この利子が不当に高すぎると、いくら毎月コツコツとお金を返しても、
利子の支払いに回ってしまい、
元の借りたお金(元本といいます)がぜんぜん減っていかないのです。
これははっきり言って恐怖すら感じます。
返せど返せど、借金が減っていかないんですから。
だから、あなたの債務(借金)が主にサラ金・ヤミ金などの消費者金融業者
(しつこいですが、大手も含めます!)からのものである場合・・・
「たしかに私はあなたからお金を借りましたけど、
その利子って、何かおかしくないですか?高すぎやしませんか?」
って、言ってやるのです。
利息制限法はたしかに刑事責任は問われないのですが、
民事上の責任は問われることになっています。
つまり、借りた側が「おかしい!」と声を上げればイイわけです。
利息が不当に高いんですから、当然、マトモなところまで下げさせて、計算しなおします。
そして、あといくら返せばいいのかを、弾き出します。
当然、月々の返済額は減ります。
さらに、この計算のしなおしの結果、実はもうマトモな金利に基づけば、
債務(借金)は全部返し終わっていた!ってこともあるわけです。
さらに言えば・・・
マトモな金利に基づけば、返済はとっくに終わっていて、余計にお金を支払っていた!
なんてこともあります。そんな場合は、当然、あなたにそのお金が返ってきます!!
これが過払い金返還と言われているものです。
任意整理という債務整理の方法には、
このような消費者金融業界の法律的な背景があるわけです。
今回は概要として、このウラ事情?を覚えていって下さい。
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